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 病院で検査してもらったら、やっぱりインフルエンザでした。
 発症から時間が経ってるので薬も意味がなく、現在、マスク姿で生活しています。予防接種のおかげで熱はないんですよね。喉と関節が痛い……。
 声が出なくても、更新はできるので(ネットって便利ねー)更新しました!
 2月はバンジェリ月間と開き直っての、バンジェリです。19巻のジェリコの漢前さに、背中を押された気がしました。
 バンさんお誕生日おめでとう週間の更新はここまで。エレインのときは何をしようか、いまから考えたいと思います。

 バンもエレインもインフルや花粉症とは無縁なんでしょうね。
 案外、学園パロディで生身の人間のバンが花粉症とかだと面白いんですが……。そうしたら、見える、見えるぞォ!
 エレインのおねだりで、植物園デートにつきあって悲惨なことになっているバンが。
 あまりのひどさに心配したエレインに、「カミツレのお茶を飲ませてあげるわ」なんて誘われて、お家にあがりこんで(都合よくキング不在)、お茶もそこそこにイチャイチャするバカップルの姿が見えます!
 おのれ、リア充には花粉症シーズンすら愛を深めるイベントでしかないのか……!

 妄想してないで形(作品)にすればいいのにね。
 パロディ書くの苦手なんです。せっかくの設定を生かせる自信がなくて……。
 この苦手意識もなんとかしなくてはいけないな、と思いながら鼻をかむ今日この頃です。
 皆様、どうぞウィルスと花粉にはお気をつけて。

 それでは、19巻の感想言ってみたいと思います。無駄に長い。




 表紙はディアンヌ。
 俯瞰で描かれていたため、一瞬、ロリディアンヌかと思いました。
 ロリディアンヌといえば、彼女が熱を出したとき、キングを「ひとりにしないで」と抱きしめてますよね。あのとき、キングは相当緊張してたと思うのだけれどよくおっさん化しなかったな。
 もちろん、あそこでおっさん化しては、キングのキンモクセイの体臭にのちの彼女が「懐かしいニオイ」「覚えてるよ、ハーレクイン」とならなくなってしまうことはわかるんだけれど。そうなると、キングが緊張する=おっさん化は<怠惰の罪>を背負った後なのか? いや、でもそれだと、バイゼルで再会したヘルブラムとの問答のつじつまがあいません。あの時はたまたまおっさん化しなかっただけ、それどころじゃなかった、ということでしょうか。
 おっさん化はさておき、妖精族の体臭って結構強いんですね。密着していたとはいえ、胸元に抱いたキングのニオイがディアンヌに届いたわけですから。もっと鼻を近くでくんくんさせなければわからないものだと思っていたので、意外でした。てことは、妖精王の森でバンもさんざんエレインの体臭かいでたわけだ。ほほう……。

 表紙めくりまして、おまけ漫画は、アーサーと頭に乗った猫(?)について。単行本内のおまけ漫画はマーリンとホークの豚(ボア)コンビでした。
 では、前から順番に行きましょう。


 メラスキュラは、ひと目でバンの狩りの祭典(ハンターフェス)の欠点を見抜きます。スタミナ不足はバイゼルのときからの課題でしたもんね。許容量については、ハンターフェスが逆にもったいなかったんじゃないかと思います。ガランとメラスキュラにしぼってフィジカルハントしていたほうが、彼らをより弱体化できたはず。しかし、バイゼルでのことを考えると、
 フィジカルハント:奪える対象はひとりだけ。ある程度時間が必要。
 ハンターフェス:広範囲から奪える。奪う対象も餞別できる(エレインから奪ってない)。一瞬で奪える。

 という差があるので、状況的にフェスを使うしかなかったのかな。それでも、フェスで魔神族に絞ればいいのに。
 もしかしたらバンさん、自分の許容量を超えるほどの力を持つ相手と対戦したのが初めてだったのかな。
 ガランの闘級26000。内訳は不明ですが、武力の塊ということで、
  気力、魔力合わせて3000
  武力 23000

 と仮定。ガラン自身が「半分の力も出せない」と発言していることから、バンが奪ったのは武力12000と仮定。結果、
  ガランの闘級 14000
  バンの闘級  15220

 となれば確かに良い勝負。バンが奪える許容量が武力(もしくは闘級)12000前後であるのなら、バイゼルで闘級3370の団長から根こそぎ奪えたことも納得。逆にバンは、ガランとの戦いで初めて「強奪」の限界を知ったのかもしれません。


 さて、そんなバンすら知らなかった「強奪」の弱点を見抜いたメラスキュラはバンの一番嫌いなタイプの女だそうで。そういえば死者の都でギーラにも「いやな感じ」と言ってましたし、知性をひけらかす上から目線の女性は苦手なのかな。てことは、マーリンも苦手なのかもしれない。
 バンが比較的仲良い女性キャラって、エレインを除けばジェリコとディアンヌくらいでしょうか。エリザベスとは距離を感じるし。
 ディアンヌとは不思議といい仲ですよね。ディアンヌ自身はバンに冷たいけれど、バンは何だかんだでディアンヌのこと良く見てます。バイゼルで彼女がキレてるのに一番に気づいたのも彼ですし、ゴウセルの空気読まない発言にキングとともにディアンヌの反応をうかがってました。つまりバンは、あの時点で、メリオダス、エリザベス、ディアンヌ、キングの四角関係を知ってたわけで。それを踏まえての、妖精王の森でのキングに「帰ってやれ」と諭すシーン。
 バンは王都決戦でのキングとディアンヌの因縁を知らないだろうに。ディアンヌのメリオダスからキングへの心変わり(端から見ればそう見える)にも、彼なりに寄り添おうとしている。表向きには「興味ない」と言いながら、実は頭の中でいろんなことを考えているのかしら。と思えてきました。
 そういえば、バイゼルでキレたディアンヌから逃げるとき、バンはエリザベスをキングのクッションの上から担いでるんですよね。あんなとっさの状況にもかかわらず、破格の待遇です。エリザベスが王女様だから? うーん、バンはそういうことで扱いを変えるタイプな気がしなくて。やっぱり、メリオダスの「ツレ」だからじゃないのかなぁと。王女様だから、より、大好きな大好きな団長の大切な女だから、のほうがバンの行動心理としては合ってる気がする。
 ホラ、やっぱりバンさん、興味ないふりしていろいろ見てる。考えてるのね。

 話を戻しまして。

 バンが「美しい魂」ねぇ……。
 まぁ、そうかもしれない。彼が嫌われ、つまはじき者にされてきたのは、人間社会の道徳や倫理に従えなかったことが大きな原因でしょう。ダルマリーで住民から服を奪った時点で、キングの「ワルでクズ」ってコメントに異論のない私ですが、人間の倫理から離れたところにいる魔神族からすれば、彼の生き方は「美しい」のか。所詮、道徳というものは時代や文化で変わるものですから。となると、バンさんは魔神族の世界のほうが生きやすかったのかもしれませんね。本人がそれを望むかは別として。

 メラスキュラの言葉に「ゾク」と恐怖を感じるバン。バンは不死身であることに頼ってたところが大きかったから、不死身の弱点に衝撃を受けていますね。今までの彼なら、死んだら死んだでエレインに会えるからそれでもかまわなかったかもしれないけれど、たとえ魔神族の呪いであれ蘇ったエレインがそこにいて、しかも魂を食われては、彼女を想うこともない事実はさぞかし恐怖だったでしょう。

 バンの本当の望みってどこにあるんでしょうね。
 エレインを生き返らせて、彼女と添い遂げることか。
 女神族に「俺の命とひきかえに」と願っていることを踏まえれば、彼女が蘇って天寿を全うしてくれれば自分はどうなってもいいのか。(天寿を全うして死者の都に戻ってくる彼女を待ってるつもりなのかな)
 そんな彼でも「無」は恐怖なんですね。

 バンの走馬灯。
 彼の人生の半分がエレインなのはよくわかった(笑) 個人的にジバゴよりホークのほうが優先順位高そうなのが不思議でしたが……。
 私が一番嬉しかったのは、「おっさんキング」が入ってたことです。おっさんキングは、バンがまだキングをエレインの兄とは認識していなかったころの彼の姿です。だから、バンの中でキングは、エレインの兄であることと同じくらい「同僚」「仲間」として認識されてたんじゃないのかなぁと。キングが大罪時代にうるさいくらいバンに構っていたことは、無駄じゃなかったんだなぁと。
 いつぞや、バンがエレインに心を開いたきっかけに彼女の外見が母親と正反対だったから、と書きました。これを前提とするなら、逆に、バンがキングのオッサン姿に手厳しいのは「大柄な中年男性」という父親の影を彷彿とさせてしまうからなのかなと。
 バンが好意的に想う存在は、ジバゴを除けば、エレインもメリオダスもホークも、皆、バンより体が小さくて幼い容姿をしています。ジバゴでさえ、大柄ではない。ジェリコ以外は人外だったというのも大事な要素ですが、外見的なこともバンにとっては重要だったのではないのかなと思うわけです。本人の自覚はさておいて。

 しっかし、まぁ、バンの記憶のエレインはかわいすぎるな!! 本人もかわいいからな!! しょうがないな!!!!

 さて、ピンチのバンを救ったのはジバゴでした。
 ジバゴー!! ジバゴー!!! またあえてよかったー!!!!
 と思ったら、ガランさんにあんな下品に魂食われて消滅とか……嘘……。ジバゴが何を悪いことしたっていうんだ……ひどすぎる。
 それにしたって、魂の入れ替わりが雑。雑というか、うん、雑。ガランのおじいちゃん、老眼なの?? あと、食べて気づかなかったの? ジバゴとバンじゃ魂に混ざってる魔力の量がまるで違うと思うし、あと死霊と生霊も違うし。死霊でいいなら、メラスキュラが召喚した死霊食べてれば良かったのに(あ、でもそうしたら、エレインの魂が食べられちゃう)。
 バンの魂食べたがってたメラスキュラは美食家だけど、ガランさんはお腹がふくれればそれでいいのかもしれない。おじいちゃん、さっき食べたでしょ!

 ジバゴのことがあまりにショックで、次のページのバンエレサービスカットも正直どうでもよくなってましたよ……。つーか、ああいうのどうなんですか、少年誌ですよ? それともなんですか、少年誌に載った、想い合う男女が互いの命をかばいあうけなげな姿に不埒な連想をする私の頭が穢れてると言いたいんですか、そうですか!!!

 バンエレってずっとプラトニックだったって信じてたんですけれど、前回の濃厚キスや今回のサービスカット(エレインのスカートがまくれ上がって生足が見えている)、この後の「私、今すごく幸せな気分」なんて初エッチ後感満載のバンエレ会話とか見てると、バンエレはプラトニック!な信念が揺らいでしまいそうです。

 ジェリコは投げ捨てても、三節棍は取り落としても、エレインだけは絶対離さん!なコマで私は充分美味しいです。はい。エレインも必死でバンにしがみついてるしね。かわいいね。

 ジェリコのターン。
 無茶だよ、無茶だよ。公式資料でも、バンエレの体重足したら100キロ超えるのに。
 ガランさんのゴルフはツッコミ待ちですか。ライジングインパクトですか。懐かしい。東堂院と黒峰カップル、クエスターとブリジットカップルが好きでした(告白)
 ジェリコは嫁入り前なのに、漢前度がどんどん上がっていく。
 この先にもありますが、ジェリコとエレインのやりとりがいいですねぇ。お互い、友達少なそうだし、良い関係になれますように。

 そしてついにエスカノールきたぁ!!!
 私はきちんと彼の姿を拝見するのがこれが初めてです。わくわくわくわく。
 公式資料によれば40歳のはずですが……このひとも老けてる感じがまるでしないな。
 
 酒盛りシーンのおかげで十戒の親近感がぐっと湧いたところで、エスカノール無双。
 エスカさん強ぃぃぃぃいいいい!

 19巻では、エスカノールとバンの戦闘が1冊に収まっているわけですが、バンは元とはいえ、同じ人間同士の二人の対比が面白かったです。
 共に筋肉枠でありながら、片やテクニカルタイプなバンと、片や超パワー型のエスカノール。肉体は不死身だけれど魂をとられたら終わりなバンと、肉体こそ普通の人間(とてもそうは思えませんが、ばっちょ先生いわく普通に歳くって死ぬらしいので)だけれど魂は不可侵なエスカノール。
 夜のエスカノールは、戦闘要員としてほぼ意味がないですし、バンはバンでフェスの時間制限が短すぎる(せいぜい30分?)上、回復にほぼ半日かかるというポンコツぶり。両者とも使いどころを間違えたら、アウトです。
 とりあえず、バンさんは神器を取り戻すとか何らかの手段でパワーアップしてもらわないと……恋人も妹も一人じゃ満足に守れない男になってしまう……。がんばって!

 メラスキュラとガランはこれで終わってしまうのでしょうか。メラスキュラは消し炭になってますし、ガランは戒言を解いてもらってももはや魔神族のプライドも打ち砕かれてしまって役にはたたなそうな……。

 キング、遅い! やっぱりか!!
 何してたんでしょうね、妖精王の森でゲラードからパワーアップアイテムでも貰ってたんでしょうか。なんにせよ、妖精兄妹700年ぶりの再会です。しかし、本編では描いてもらえないのかしら……153話の扉絵だけか……エレインのウェイトレス姿がかわいいよぉ……(嬉しいんだか、悲しいんだか)

 そしてお久しぶりのディアンヌのターン。無事でよかった!
 151話の扉絵で、ちょっと脚の関節が心配な気もするけれども。
 マトローナさんが良い顔になったなぁ……恋すると、変わるんですよね、フフッ/////

 ディアンヌの記憶について、キングと過ごした500年前のことまで忘れていることにモヤっと来るのは私だけかな。彼女の口ぶりからすると現在の彼女の状態は、
 幼少期||(空白の500年)||巨人族戦士時代||(空白の16年)
 ということのようです。
 もともとディアンヌの記憶って、王都決戦までは
 幼少期||(空白の500年)||巨人族戦士時代||<七つの大罪>時代
 となっていて、
 王都決戦で、
 幼少期||キングとの500年||巨人族戦士時代||<七つの大罪>時代
 と過去が繋がった時点で、ゴウセルのロストワールドを食らってしまい、新しい記憶から抜け落ちている状態ですよね。だったら、
 幼少期||キングとの500年||巨人族戦士時代(今ここ)||(空白の16年)
 となってなきゃおかしい気がするんですけれど。キングとの記憶を思い出したこともも失われた16年間の記憶に含まれるから、キングとの500年間も空白のまま。ということなんでしょうか。私が考えすぎてるだけか……。
 しっかし、ディアンヌはこんなに忘れたり思い出したりを繰り返して、脳に後遺症が残らないか心配になります。しかも忘れてしまったことに、彼女はなんの咎もないのがつらい。

 そうこうしているうちに、マトローナの大事な子どもたちが重傷を負います。
 ジバゴのこともそうですが、こうして魔神族関係で罪のない人たちが傷ついたり殺されたりするのを見るたびに、メリオダスがあんな挑発をしなければ……と彼への思いが複雑になります。
 メリオダスの言うこともたしかに一理はあるんです。現在、対魔神族側で、彼らと同等かそれ以上に闘えるのはメリオダスのみ。メリオダスを超える闘級を持つエスカノールは所在不明。ならば、各個撃破するしかない、というところまではね。
 でもそれによって無辜の人々が犠牲になるというのなら、人間側の合意は不可欠ですし、何より、ひとりでも救うためにメリオダスはやっきになって当然でしょう。だって、第一部でエリザベスに「優しすぎるだけ」、バンに「お人好し」と言わせたメリオダスですよ。
 そんな彼が軽い笑顔で、エスカノールを必死に探すこともせず、仲間にウェイター服を着せて、「おもしろそうだから」という理由だけで魔神サイドの罠である喧嘩祭りに参加して、どうして納得できるでしょうか。現状で、彼は自分たったひとりが、魔神族に対抗できる存在であること、いわば唯一にして最終兵器である自覚があるんでしょうか。
 とはいえ、メリオダスの周囲に、対案を出せる人物がいないことも問題です。ジェンナやキングも、メリオダスのしたことを怒っても、じゃあどうすれば良かったかは言わない。今回のヘンドリクセンもそう。みーんな、団長におんぶにだっこ。これじゃーね。マーリンさんは何を考えているんでしょう。彼女は十戒のことも知ってるし、団長以上に知恵も回りそうなのにね。

 で、その喧嘩祭りの主催たる魔神族の一人が巨人族の始祖ドロール。彼の正体云々よりも、意外とイケメンなことのほうがびっくりした(笑) しゃべり方といい、知的マッチョ枠ですか、ありがとうございます!(大好き)
 ということは、コンビであるタコ娘はまさかの過去の妖精王とか? そういえば黒髪黒目で気づかなかったけど、顔立ちがエレインと似ている……、いや、でも、タコだし……。妖精族がタコ足なのはちょっと受け付けないかな……。

 妖精王ってキングが三代目でしたよね。
 初代がグロキシニアで、二代目がダリア。ノベライズ『セブンデイズ』では、王が死ぬと次の王を神樹が選ぶらしいから、やはりどっちも死んでいるから魔神族になるのは無理があるかな? それともフラウドリンと同様肉体をのっとられてる系?
 3DSゲームに出てきた、古の妖精王の女の子は「思念の集合体」と言ってましたが、過去にいた妖精王は二人だけ。二つの思念で「集合体」と言われてもな……と思いましたが、このタコ娘がかつての妖精王だったとしたら、集合体もなにも一人じゃんってことになるので、やはりタコ娘が妖精王はないか。メリオダスが立派だったっていう羽もないし。(3DSの古の妖精王にも羽はなかったけど……)

 今自分の中で必死に、タコ娘=古の妖精王説を否定しようとしてるんですけれど、いや、だってタコ足が……やだ……。万が一、彼女が初代か二代目か知らないけど妖精王だとして、3DSのほうの古の妖精王も女の子。ということは、妖精王は初代、二代目が女性で、キングが初の男性の妖精王だったのかな。王の資格に性差は問われないというのなら、エレインが王になってた可能性もあるわけだ。

 そして最後にフラウドリンさんのターン。
 監禁されたおっさん。おっさん対おじいちゃんのガチバトル。うーん、ニッチだ。
 デンゼルさん見てると桃白白(タオパイパイ)を思い出す。髪型のせいかな。
 デンゼルの「審判」もデスピアスの「旋律」も便利そうな魔力ですね。彼らが大罪サイドと共闘してくれれば心強そう。どうでもいいけど、この二人やドレファスが振り回してる剣がすごく日本刀っぽい。
 そしてゴウセルが十戒のひとり。うーん、俄然おもしろくなってきました。味方に7人、敵に10人ですから、互いに何人か敵になったり味方になったりしてもアリだと思ってたので。
 十戒って、魔神王直属だから、魔神族の中でも(ガランいわく)「上級魔神」ばかりだと思っていたのですが、巨人族に人形までいるのか。いや、そもそも十戒時代のゴウセルは人形だったのでしょうか。フラウドリンの語りで浮かび上がるシルエットはどうみても人外です。
 無欲のゴウセル(人外)→戒言を破る→記憶と力を失う→偉大な魔術師により人形に封印→色欲のゴウセル誕生。という予想。

 無欲が色欲に変わったということは、彼は「愛欲」にまつわることで戒言を破ってしまったのでしょうか。そういえばゴウセルは愛情を理解したがっていましたし。
 自分が何者であるかを知るために「愛情」を求めた彼ですが、実はかつてその愛情ゆえに自分を失っていた……となれば切ない話です。彼が愛したのは誰だったんだろう(と、妄想は進む)。

 私として気になるのは、デンゼルさんのセリフ。国王バルトラが、聖戦に備えて魔神の研究をし、かつヘンディとドレファスを疑っていた点です。
 この「疑っていた」というのは、二人が先代の聖騎士長を謀殺したことというより、二人の暴走の影に魔神族がいたこと(つまりフラウドリンの存在そのもの)を感じ取っていたという意味でしょう。これでようやく、「名君」と言われたバルトラがドレファス、ヘンディを野放しにしていたつじつまが合いそうです。謎の多い魔神族を相手に下手に刺激するわけにはいかないから、メリオダスたちの再起をじっと忍んで待っていたわけですね。
 また、ヘンディが研究していた赤き魔神の屍体についても説明がつきました。妖精王の森が焼失し、赤き魔神の屍体が見つかったのが20年前、ヘンディが魔神の研究に傾倒し始めたのが10年前。この10年の空白の間、誰が赤き魔神の屍体の管理をしていたのかと思いましたが、バルトラだったんですね。デンゼルだけでなく、マーリンにも研究してもらっていたのかもしれません。それをヘンディが強引に引き継いだと。

 ずっともやもやしていたことが、少しずつ明らかになってきました。同時にまた新しい謎も出てくるんですけれどもね。

 お絵かき騎士団は、小さいバンさんやエレインとジェリコ関係のイラストが多くてホクホクしました。
 次巻は、え……新キャラ? 増えるの? これ以上????
 だったらグスタフの兄貴を出せぇぇぇぇぇっ!!!!
 バンやエレインの出番はあるのかなぁ……。



 以上です。お粗末さまでした。
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