※すでにいただいていますメッセージには、後日お返事させていただきます。もう少しお待ちください。
掲載ギリギリまで修正作業をしていたので、さすがに疲れました(苦笑)
たぶん、来週の作品の更新はお休みすると思います。充電、充電。
連載を最後まで読んでくださった方には、次回連載の冒頭が少しだけ読めるようにしておきましたので、お楽しみいただければ幸いです。
さてそれでは無事(?)完結しました、連載「FiveDays」のあとがきという名の言い訳です。
今回上げたエピローグが一番難産でございました。
プロローグから五日目まで、ほとんど休むことなく書き上げました。さぁ、いざ話をまとめるぞ、という段階になって、原作との整合性をとるのに四苦八苦。結局最後は、パラレルワールドだ! と開き直ってどうにか終わりにこぎつけました。
私の七転八倒ぶりが、せめて読んでも伝わらなければいいのですが……(ものすごく不安
キーワードは、復活したエレインにジェリコが言い放ったセリフ。
「なのに…、お前じゃなきゃ」「ダメなんだよ、バンは……!!」
「寝ても醒めても、あいつの頭ん中はお前のことばかり」
「お前を蘇らせるために、なんもかんも捨てて、彷徨い歩ってんだぞ!?」
「寝ても醒めても」とジェリコは言いますが、そういいきれるほどの時間を彼女はバンと過ごしていたんでしょうか。考察感想サイトでもまとめられていますが、バンとジェリコの二人旅はほんの数日のことのようです。その数日にも、バンがエレインの夢をみたり、四六時中彼女のことを考えているとわかる場面に彼女が遭遇しなかったとは言い切れません(そういう短編も書きたいなと思ってます)。
が、今回はこのジェリコの主張の影に、バステでの五日間があったのだと過程して、連載を作らせていただきました。
種族の違い、死者との約束。バンの無謀な恋を、知る存在は作中でも少ないです。
おそらくエリザベスとの間に、同じようなつらい恋を重ねてきたメリオダス。
バンの想い人の兄にして、報われない恋に200年耐え忍んできたキング。
ホークやジバゴは少し脇においておくとして、全くの第三者として、普通の人間の感覚をもった誰か(つまりジェリコですが)に彼の恋を知ってもらいたかった気持ちで連載を書きました。そんな彼女の言葉だからこそ、闇堕ちしたエレインの心にも届いたのかなと。
そして恋多きスレイダーさんも言っております。
「女は男の言葉に、男は女の行動にグッとくる」と。
ジェリコはバンの、彼女と兄の仲を気遣う言葉に、バンはジェリコの、彼の恋を守ろうとする行動に、それぞれグッときている話なればいいな、恋愛的な意味でなくてもね。
そういう過去も踏まえて、バンはジェリコを「妹」として受け入れられた。ひとつの可能性として、そんなバンとジェリコの裏話を書いてみたかったのでした。
グスタフとジェリコに関しては、完全なる私の趣味です(笑)
書きたいことは書けました。この二人に関しては、悔いはないです。本当に書いていて一番楽しかったというか、筆が乗りました。
このジャンルに来て、長めのお話を初めて書きました。
文字数はトータルにして5万字ほどだと思います。費やした文字数にふさわしいだけの話になっていればいいなと願いながら、今回の連載は完結です。
連載を補完する追加エピソードなどあるかもしれませんが、それはまたいずれ気が向いたら。
本当に、最後までお付き合いありがとうございました。
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