私がバンエレにはまった理由はシンプルで、
単行本4巻69ページの3コマ目。
一回目読んだときはスルーだったものの、読み直してみたら「ん?」ってなって。このバンとエレインの距離感どう考えてもちゅーしてますよね??!って気づいた瞬間には落ちてました、バンエレの穴に。
これキスしてますよね?ね??枠の外で二人の唇くっついてますよね???ですよね、ばっちょ先生!!
と気づいたら、それ以降のコマのキングを見るのが痛ましくて痛ましくて。
仮にも6年間(?)仲間として「なんだかんだで良いコンビ」と言われるくらいの関係を築いていた同僚が妹殺しの犯人で、復讐のために追い詰めたら、その犯人を他でもない妹が助けたうえ、自分には見えない姿をその男には見せていて、おまけに「彼を守って欲しい」なんてお願いされたあげくに、目の前でちゅーされるとか……なんなのまじで……。
少なくともこの時点で、キングはバンの〈強欲〉の罪が冤罪だったりエレインの死に直接の責任がないとまでは知らない、もしくは確信を持てない状態なわけでしょう。
これはキッツいっすわ。(よく考えたら、このカップル、兄貴の前で二回もちゅーしてるのか。生前はちゅーすらしてない関係だったろうに!!)
この辺の複雑な二人の関係が、変わって行くのがいいですね。
鍛練中の「認めるしかないじゃないか」も良かったし、ヘンディが隠してた魔神族の遺体に反応したバンの言動でキングがバンの冤罪を察したあたりも、小さなコマでしか描かれてませんが好きだなぁ。
13巻のおまけ漫画でバンがキングを「お義兄さん」って呼んじゃったり、ディアンヌとキングの間とりもったり、キングもバンを守ったり……。
バンにとってもキングにとっても、互いがエレインの話が出来る唯一の相手なのがいいなぁ。
バンはキングの、キングはバンの知らないエレインをそれぞれ知っているわけで、その辺二人が膝交えて話すと新しいエレイン像が出来るかもしれませんね。
そしてキングは、バンの存在によって(良い意味で)変わった妹に嬉しいような寂しいような感情を抱けばいいと思うのです。
エレインはいつ蘇るのかしら。
バンエレはハッピーエンドになるためには越えなきゃいけないハードルがいくつかありますよね。
まず、エレインが生きかえる。でもこれだけじゃ、バンが不死者のままだからいずれまた別れが来てしまう。じゃ、エレインの復活と引き換えにバンが生命の泉の力を捨てたとしても、妖精と人間では寿命が違いすぎるから今度はエレインが残されてしまう。
ファンブック読む限り、エレインは妖精の中でも長寿になるので、エレイン復活&バン人間に戻るでハッピーエンドも夢じゃないのかな、とも思うものの、エレインも人間になって人間カップル誕生!っていうのもこっそり期待していたりします。
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