きみとかぞえうた
since 2015.08.20.

　大罪ジャンルでの活動を始めてから少しして、一通のメールが届きました。差出人は確か前の前のジャンルでお世話になった方（Aさんとしましょう）で、その当時私が使っていたアドレス宛てです。Aさんはすでに同人活動を引退されていて、私とも年に数回生存確認という名のやりとりをする程度のお付き合いになっていました。そのAさんからとくにメールがくるタイミングでもないのに、どうしたのかな？とメールを開いてみると、そこには今のサイトのURLと共に「間違ってたらごめんなさい。こちらのサイトは○○さん（私の旧HN）のサイトですか？」という一文が。

　な　ぜ　バ　レ　た　。

　えっ、えっ、っていうかAさん、同人引退したんじゃなかったの？　オンは見てるの？　今、大罪なの？？　とテンパり気味に返したところ、またしても意外なお返事が。
　Aさんには大きなお子さんが二人います、男の子と女の子で、少年誌世代ど真ん中だそうです。（あ、ちなみにいましているお話は、Aさんの許可を得た上、ところどころに小さな嘘を織り交ぜています）　どちらも大罪のファンで、しかも女の子はバンエレ大好きなんだそうな。立て続けに驚かされているところに、Aさん「ひるねさんのサイト紹介しても良い？」+すごく可愛い笑顔の絵文字。

　勘　弁　し　て　！！

　もちろん冗談です。「さすがにまずいよねー、親として（笑）」みたいな一文が添えてありました。ええ、知ってます。Aさんは昔からそういうところがありました。
　そもそもAさんとの交流は、当時のジャンルで私が書いていた話に感動してくれた彼女が、萌えと勢いにまかせてラフ絵を描いて送ってきてくれたことからはじまりました（Aさんは一枚絵専門の絵描きさんです）。「ラフでごめん！」「清書してカラーつけるから！」と重ねておっしゃってくれてましたが、私はもう自分の作品で絵がもらえた、こりゃエビタイだとヒャッハーしてサイトに飾りました。あのころからAさんのメールには常にサプライズがつきまとっていたものです。

　それはさておいて、すんでのところでAさんの娘さんにサイトを晒されるという危機は逃れましたものの、その後「でもイマドキの子だからとっくに知ってて通ってるかもねー」「サイトはどうか知らないけれど、ピクシブくらいは使いこなしてそう」となごやかなやりとりを交わしつつ、私は冷や汗ダラダラです。知り合いのお子さんに読まれている恐怖！　しかも成人相手ならともかく、掲載雑誌対象年齢なお子さん！

　あばばばばばばッ

　先月のチャット開催のおり、私がやたらと年齢制限だのゾーニングだと口うるさかった理由をこれでわかっていただけますでしょうか……
　子どもに買い与えたリ○ちゃん人形で、夜な夜な昼ドラごっこしてるのを目撃された母親のような心地（少年少女向けの原作でやる二次創作はだいたいそんなもんではないでしょうか）。ピクシブからの撤退を真剣に検討した時期でした（実際今も悩みながら使ってます。登録できそうな検索サーチに登録し尽くしたら、撤退しようかな……サイトヒキコモリに磨きがかかっちゃうよHAHAHAHA！）
　バンエレで年齢制限モノを書く日が来ようものなら、パスワードつけるかURL請求制にするか、きっと頭を抱えるんだろうなぁ……インターネットネイティブ世代が怖いひるね。

　Aさんとは他にも、交流当時の懐かしい話題で盛り上がり。「結局Aさんはあのラフ絵の清書を送ってはくれなかったね～（ラフでも充分素敵だったんで何の不満もない）」「ひるねさんだってリクエスト未消化でサイト閉めたじゃん」なんて過去の罪状を仲良くあてこすりあって旧交をあっためました。
　Aさんのイラスト送りつけもそうですが、リクエストもやりましたねー、交流のあった字書きさんとリレー小説とかね！　今はできる気がしないなぁ……うまく交流できないとか、リクエスト受け付けるだけの体力がないとか、ないないづくしな自分が歯がゆい。
　せめて萌え語りや、書きかけの作品の相談ができる人が欲しいなぁ。（今は別ジャンルの友人が付き合ってくれているのですが、知らない話にいつもすまないと思ってます。心からありがとう！）


　そんなわけで、誰かお友達になってください！！！