先日の記事で、コメントのお返事には「おひとりさまにつき記事ひとつ」と書きました。前置きもレスポンスも長くなるからです。
今回、ありがたいことに二日にわたってお二方からいただきましたコメントは、比較的短いお返事で済むこと、同じ作品へのコメントであったこと、日付が近かったことを考慮に含めまして、ひとつの記事でお返事を並べさせていただきます。朝令暮改でお恥ずかしい限りですが、どうかご容赦ください。
(以下趣味全開のミュージカル話です。お急ぎの方は、「続きを読む」にてお返事をご覧ください)
「I'll cover you.」のタイトルはあとがきにも書いたとおり、ミュージカルナンバーのひとつです。元はブロードウェイミュージカル「RENT(レント)」。10年ほど前に映画化、DVDも出ています。舞台版はCDとDVDでしか観たことがなく、いつか生で観たいと願ってやまない作品です。
曲はとってもラブラブな恋人同士の歌。歌うのはコリンズとエンジェル。コリンズは黒人の大学教授兼ハッカー、ゲイでHIV陽性。エンジェルはヒスパニック系のドラマー兼ドラッグクイーン(派手な女装でパフォーマンスをする男性)、同じくゲイでHIV陽性(この映画の主要キャラクターは半数がLGBTだったり、HIV感染者だったりします)。
要はゲイカップルの歌なのですが、エンジェルが大変魅力的な「女性」なのでそんじょそこらの男女カップルより何倍も素敵なカップル。エンジェルまじ天使(笑)
あとがきに載せたurlとは別に、二人の歌う姿も見られる動画がこちら。
ttps://www.youtube.com/watch?v=gBo9L82LXf4
歌詞の内容は、エンジェルが「一緒に暮らしましょう、恋人になって」とコリンズを誘い、コリンズが「君の邪魔になるほど荷物は多くないから」と受け入れるところから始まります。そして愛とは何かを語り合い、互いが互いを守りあたため合うことを誓って終わります。
ミュージカルのタイトルが「RENT(家賃、賃借料の意)」なので、歌詞にはそれにちなんだ単語がメタファーとして散りばめられています。たとえば「(家賃は)1000回のキスを払ってくれるだけでいい」「僕が新しい賃借人(恋人)だよ」「愛はお金で買えない でも貸すことができるって 今わかったよ」(意訳)という風に。
とにかくラブラブな歌なので、バンエレに限らずラブラブカップルに似合います。メリエリでもキンディアでも。
特にキンディアがお勧めです。なぜなら「king」という単語が出てくるから(笑)
You'll be my king / わたしの王様になって
And I'll be your castle / あなたのお城になってあげる
No you'll be my queen / いいや、きみが僕のお妃さまで
And I'll be your moat / 僕はきみを守るお堀になるよ
キングという単語も「お城」から連想するサイズ感も、キンディアだなぁと思ってしまうのは私だけでしょうか。この曲をモチーフにしたキンディアをぜひ読んでみたいものです。そしてメリエリにしろキンディアにしろバンエレにしろ、いつか諸々の問題が解決して、この曲に負けないくらい幸せにイチャイチャしてくれる姿が見られることを願っています。
ラブラブな話を書くとき、悲しい話を書くとき、それぞれの気分になるためにミュージカルナンバーを聴くことがよくあります。また別の曲をご紹介できる機会があれば、と願いつつ、私が書いた方の「I'll cover you.」に嬉しいコメントいただくことができました。
Sさま。
そして、「可愛い」とおっしゃってくれたあなた様。
お二方へのお返事です。
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